ノーリツ鋼機は8日、欧州での写真処理機器(ミニラボ)事業の拡大をねらいとして、英国のCMS社(本社:英国イーストボーン市)に25.1%を出資すると発表した。
CMSはミニラボ関連機器だけでなく医療機器や光学機器など幅広い精密機器を対象に修理や保守サービスを展開している。7日にCMSの株式取得で合意した。ドイツにある100%子会社のノーリツドイツを通じてCMS株の25.1%を取得する。英国法では25.1%の出資で拒否権が確保できる。写真出力機器のミニラボ市場では、デジタル化の進展で、写真店など顧客のニーズが多様化している。ノーリツ鋼機はCMSと欧州地域で共同事業を展開することでサービスの領域を拡大する計画。CMSは欧州ほか米国と豪州に拠点を持っているが、今回の出資を通じた共同事業は欧州地域に限定するという。
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