2009年12月27日、「2010年財政動向―和訊予測年末フォーラム」が開催された。会議では複数の専門家が2010年の中国経済予測を発表した。
中国科学院数学・システムサイエンス研究院の陳錫康研究員は、中国の2010年GDP成長率は10%前後の増加と予測。特に第1四半期の伸び率が高く 11%前後増加すると予測された。さらに、第2四半期に10.2%、第3四半期は9.5%、第4四半期は9.8%増加する見通し。
また、GDP成長の「3つの原動力」(三駕馬車)とされる、投資、消費、輸出の3項目によるGDP貢献度は、投資が6%、消費が4.2%、輸出はマイナス0.2%となる見込み。
中銀国際(BOCI Capital Limited)の曹遠征理事長も2010年のGDP成長率を10%前後と予測、またインフレ率は4%との予測も示した。
国家情報センター予測部チーフエコノミスト、祝宝良氏の予測ではGDP成長率は8.5%前後、ただし「さらに高くなる可能性もある。」とのこと。
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