東芝テックは28日、2012年度に連結売上高4500億円、売上高営業利益率5%を目指す3カ年の中期経営計画を発表した。事務機とPOS(販売時点情報管理)の主力2事業で海外展開を加速する一方、国内販売拠点や海外販売会社の統合などで経営効率を高める。
09年度の連結売上高は3646億円、営業利益は97億円だった。事務機やPOSの販売は09年後半から復調傾向にある。中計では市場開拓余地の大きい海外市場の強化に重点を置く。12年度までの3年で設備投資は400億円、研究開発費は800億円を投じる。09年度までの3年間とほぼ同等の金額にした。
事務機は中国で販売拡大を狙う。新興国専用の低コスト機の品ぞろえを拡充する。事務機の運用管理受託サービスなどの新サービスも展開する。POSは08年に7%だった世界シェアを15年に20%に引き上げる。
日経新聞
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