中国政府は2011~15年の次期5カ年計画で省エネルギーなど環境対策投資を06~10年の現行計画比で2.2倍の3兆元(約 39兆2000億円)に拡充する方向で検討に入った。現在5カ年計画での省エネ目標の達成が難しくなっているため、旧型の小規模発電所の閉鎖などを加速。 20年までにGDP(国内総生産)当たりの二酸化炭素(CO2)排出量を05年比で40~45%削減する政府目標の実現を目指すとしている。
現在開催中の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)などで検討を進める。国家発展改革委員会や財政省、環境保護省などが調整し、11年の全人代までに投資全体を固める見通し。
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