積水樹脂キャップアイシステム、セイコープレシジョンと各々協業
(以下リリース記事)
セイコーインスツル株式会社(略称:SII)は、SIIの「電子ペーパー表示システム」を活用した製造業・物流業向けシステムを積水樹脂キャップアイシステム(株)およびセイコープレシジョン(株)とそれぞれ共同で開発し、この程、同分野へむけて販売を開始いたします。
SIIの「電子ペーパー表示システム」は、「メモリ性液晶」を利用した電子ペーパー端末、無線中継機、管理ソフトで構成されています。特にBiNem技術(※1)を利用した自社製造のメモリ性液晶を用いた電子ペーパー端末は、画面を書換えた後は表示に電力を使わない省エネルギー型を大きな特徴とします。リチウムコイン電池1個で5年間(※2)の長寿命を実現、環境に配慮した端末です。加えてコントラストも高いうえ視野角も非常に広く、視認性に優れています。フルドット表示により品名、品番だけでなく、各種画像や、バーコード、QRコードなどの表示も可能です。
(※1)仏Nemoptic社が開発したメモリ性液晶技術。SIIは同社と提携し開発と製造を行なっている。
(※2)周囲温度25度の常温環境下にて1日2回書き換えの場合。
現在、この「電子ペーパー表示システム」は、小売店の商品棚などに使われる値札を電子化した電子棚札として多く利用されています。SIIでは、省エネで取り付け場所を選ばず、しかも一括更新が可能といった特徴を活かし、小売業のみならず物流分野、製造分野などでの活用を検討してきました。今回、その最初の取り組みとして、積水樹脂キャップアイシステムのピッキングシステム「キャップアイシステム」および、セイコープレシジョンの統合エンタープライズシステム「SPEED-WORKS」とシステム連携をし、それぞれ販売を開始することとなりました。
SIIでは「電子ペーパー表示システム」を用いた物流、生産現場での「見える化」を推進するとともに、様々なパートナー企業との連携により、より一層の業務効率化を提案してまいります。
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