2010年10月1日金曜日

富士ゼロックス、ITシステム統合

 富士ゼロックスは国内外の生産拠点でITシステムを統合する。従来は中国と国内で異なる生産管理システムなどを使用していたが、ジャスト・イン・タイム(JIT)生産や在庫管理を徹底する上で本社から海外拠点の生産状況をより可視化するためシステム統合に踏み切る。すでに2010年になって国内に分散していた子会社などの生産機能を集約しており、国内外でさらに一体感のある生産体制構築を進めていく。
 富士ゼロックスは国内5カ所の生産拠点で生産管理などのITシステムを11月に切り替える。中国・上海と深センの工場で導入する米オラクルの統合業務パッケージ(ERP)を基にした進化版を国内で採用する。
 新潟事業所(新潟県柏崎市)は01年にNECからレーザープリンター事業を買収した際に譲り受けた拠点で、「ほかの国内工場も古く、みな旧態依然の管理システムだった」(山本忠人社長)。

日刊工業新聞
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