2009年12月18日金曜日

キヤノン対応カートリッジ、非純正品の販売中止で和解

キヤノンが、自社製プリンター対応の非純正インクカートリッジを販売中の東京都と埼玉県の5社に対し、特許権の侵害に当たるとして販売差し止めなどを求めていた訴訟は、東京地裁(清水節裁判長)で17日、5社が今後販売しないことなどを条件に和解が成立した。

キヤノンによると、5社はCallen、G&G、OHMのシリーズ名で計28種類の非純正インクカートリッジを、純正品よりも安い価格で販売している。キヤノンが今年1月に提訴。「今後も健全な事業展開のため、他社に対し知的財産権の尊重を望む」としている。キヤノンのインクカートリッジをめぐっては、使用済みの純正品本体に穴を開けて内部を洗浄し、他社製インクを注入したリサイクル製品を販売していた業者に販売差し止めを命じた最高裁判決(2007年11月)が出ている。

参照記事
キー・リサーチ トップへ