米パソコン大手のヒューレット・パッカード(HP)とデルの2009年11月~10年1月期決算はパソコン販売が伸び、2社ともに久しぶりに増収となった。ただ、HPが25%の増益だったのに対し、デルは減益のまま。世界出荷台数シェアでも首位HPが伸び、デルは落ち込んだ。価格競争が厳しくなるなか、規模と体力の差が明暗を分けた格好だ。
HPの09年11月~10年1月期決算は、売上高が前年同期比8%増の311億7700万ドル(約2兆8400 億円)と1年ぶりに増収となった。純利益は同25%増の23億2300万ドル。世界的な景気回復の流れを受けて世界シェア首位のパソコンやサーバーなどハード部門が好調だった。
[2010年2月22日/日経産業新聞]
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