米ポラロイド製品の販売・製造権を持つ米企業の日本法人、サミット・グローバル・ジャパン(SGJ、東京・港)は24日、「ポラロイド」ブランドのプリンター付きデジタルカメラを26日に発売すると発表した。ポラロイドを代表する製品だったインスタントフィルムカメラでなく、カメラに内蔵した感熱式プリンターで特殊な印画紙を発色させる製品。フィルムを使う製品は、秋までに白黒とカラーを投入する計画としている。
新製品は「ポラロイドTWO」で、撮った写真を縦5センチメートル、横7.5センチの感熱印画紙にプリントできる。1枚約40秒で印刷でき、剥離(はくり)紙をはがすとシールになるという。有効画素数は500万画素で、動画も撮れる。価格はオープンだが、店頭では1万9800円前後と想定している。印画紙は10枚入りの3セット入りで1180円。
デジタルビデオカメラ「デジタルカムコーダー DVF―130」も同時に発売する。ウェブに投稿しやすい小容量の動画を手軽に撮影できる点を若者に売り込む。店頭では5980円前後の見込み。