中国国家統計局が11日発表した1月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.5%上昇と、上昇ペースが予想外に鈍化したものの、同月の人民元建て新規融資が急増し、生産者物価指数(PPI)の上昇ペースが加速したことを受け、政策当局は景気過熱リスクを引き続き警戒する見通しとなっている。
1月のCPIは前年同月比1.5%上昇と、前月の1.9%上昇から上昇ペースが鈍化した。
年初の中国経済指標は、旧正月(春節)時期の変動によりゆがみが生じるため、読み取るのが難しい。冬場の天候も生産や価格の変動を引き起こす可能性がある。