市場リサーチ会社ニールセン・カンパニー・マレーシアが経済実績の指標の1つである、広告メディア支出を発表、今年第1四半期の広告費支出は16億 2,000万リンギ(約467億円)で、前年同期比22%の増加となった。
ニールセンは、映画以外のメディアにおける広告費支出に増加が見られたと報告。地上波テレビやインターネットがそれぞれ36%の増加となった。第1四半期では携帯電話サービスと地方政府機関、女性化粧品会社による広告支出が最も多いカテゴリーとなった。
メディア専門家協会(MSA)のプラシャント・クマル副会長は「マレーシアン・メディア・アワード2010」に関する記者会見で、今年、広告費が2ケタ成長を遂げると予想。ニールセンが発表したデータによると、年初2カ月では前年同期比21%の成長となっていることから見通しは明るいと述べた。特にテレビやラジオ、インターネットでの広告費が増えると予想、一方で雑誌や映画の広告費は前年と同程度もしくは減少するとした。
年間61億リンギ(約1,760億円)の広告支出の内MSAに加盟している20社による広告が80%を占めるという。
「マレーシアン・メディア・アワード2010」は6月25日に「ワン・ワールド・ホテル」で開催される予定で、5月14日までエントリーを受け付けている。12のカテゴリーが設けられている。
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