2010年6月7日月曜日

コニカミノルタ、全工場を年2~4%省エネ 15年度まで

 コニカミノルタホールディングスは2015年度まで、国内外の全工場でそれぞれ年2~4%のペースで省エネを目指す。製品生産量あたりの二酸化炭素(CO2)排出量を低減する。改正省エネ法が企業に求める年1%低減を大幅に上回る水準。生産時のエネルギー利用効率の改善で、液晶パネル用フィルムなどの需要拡大による排出増加を最小限に抑える。

 年2%低減を原則とし、神戸市にある液晶パネルに使う偏光板保護フィルムの製造拠点は年4%低減とする。

 偏光板保護フィルムのほか、パソコンや携帯音楽プレーヤーに使うハードディスク駆動装置(HDD)のガラス基板など、製造時のCO2排出が比較的多い光学部品事業を強化している。現状のままではCO2排出量が15年度に05年度比18%増える見通しで、省エネの数値目標を設けることでこれを6%増に抑える。

日経新聞
キー・リサーチ トップへ