2010年7月17日土曜日

OKIデータ、福島事業所でプリンター生産方式を見直し

 OKIデータは、福島事業所(福島県福島市)でプリンターの生産方式を2010年度下期から見直す。従来は複数機種の組み立てを同時並行で進めていたが、1機種を集中生産する体制に変える。もともと同事業所は量産拠点だったが、中国への生産シフトにより今年度の生産量は06年度比で6割減少する見通しだ。販売部門との連携を深め、集中生産に切り替えて直接・間接業務効率を高める。
 福島事業所は伝票印刷に使うドットインパクトプリンターなどを国内向けを中心に製造する。一定期間1機種を集中生産することで、機種別のライン切り替え時間を短縮するほか、部材の調達計画も立てやすくする狙いもある。これにより、現場への製造指示が従来比40%減、サプライヤーからの部材購入回数も50―60%減となる見込みだ。

日刊工業新聞