2010年6月29日火曜日

パナソニック、電子看板事業でNTTと提携

 NTTとパナソニックは28日、デジタルで作成された映像広告を駅や街頭などのディスプレーに配信するデジタルサイネージ(電子看板)事業で業務提携すると発表した。NTTの光ファイバー通信回線と、パナソニックが手がけるディスプレーの技術を持ち寄り、多様な広告コンテンツを配信する電子看板市場を共同で開拓する。

 業務提携に合わせて、NTTのベンチャー向け投資事業組合であるNTTインベストメント・パートナーズが、パナソニック子会社で電子看板を手がけるピーディーシー(東京・中央)の発行済み株式19.2%を約1億円で取得する。

 ピーディーシーはすでに駅や商業施設、ショールーム等、国内4000カ所にプラズマディスプレーを設置し、デジタル広告を配信している。一方NTTも今年2月から、「ひかりサイネージ」の商品名で光回線「フレッツ光」等を使って、複数のディスプレーへの配信事業を始めた。

 両社は企業や地方自治体への販売で協力するほか、電子看板を使った新しいサービスの開発でも技術提携する。

日経新聞
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