中国IT(情報技術)大手で北大方正集団の日本法人の方正(東京・品川)は中国語サイトの検索、分析システムを日本で本格展開する。日系企業の中国進出が加速するとみて営業、開発担当者を増員し、初年度300社への導入を目指す。
システム名は「イーグルズ・アイ・ウェブ・マーケティング」。北京大学と共同開発した、サイト内の言語や発信地域などを解析する技術を採用。中国語のほぼ全サイトを検索対象に、サイトの作成地域や更新時刻など条件を指定して検索できる。
サイト閲覧数の時系列グラフ、情報の転載経路図を表示する機能も搭載。流行や製品の評判など中国市場開拓のヒントとなる情報を効率的に収集できる。中国に進出する日系企業や中国市場を調査するコンサルティング会社などの需要を見込む。
第1弾として、東証マザーズ上場のアウン・コンサルティングと野村総合研究所(NRI)に納入。価格は1ユーザーごとに初期費用20万円(税抜き)と月額8万円(同)から。
日経新聞