ノーリツ鋼機は小型写真現像処理機(ミニラボ)の海外販売拠点を統廃合する。欧米、アジア、中東などに25現地法人・支店などを置いているが、全拠点例外なく廃止を含めて検討しており、十数カ所になると見られる。月内に決定し、8月から順次実施する。写真プリント需要の落ち込みに対応し、スリム化する。
ノーリツ鋼機は顧客ニーズを製品開発に反映させるため、商社などを介さないで直接運営する体制を敷いている。現在、現地法人を米国、英国、インド、中国、ブラジルなど14カ所、現法の子会社を7カ所、支店を3カ所、事務所を1カ所に置いている。ただ、デジタルカメラの普及により、ミニラボの世界販売台数は年間4000―5000台と低迷している。このため統廃合に踏み切る。
日刊工業新聞
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