リコーが2日発表した2010年4~6月期の連結決算(米国会計基準)は、純利益が前年同期比8.1倍の73億円だった。事務機の運用管理受託サービスなど利幅の大きい事業が伸びた。販売管理費などコスト抑制も寄与した。
売上高は2%減の4829億円だった。国内向けは事務機本体を中心に回復したが、円高の影響で欧米向けが低調だった。
同時に4~9月期の純利益が前年同期比6.9倍の125億円になりそうだと発表した。従来予想は80億円だった。高付加価値サービスが好調に推移する見通し。一方、売上高は微減の9840億円(従来予想は9900億円)に下方修正した。ユーロの想定為替レートを見直したことが主因。11年3月期通期の業績予想は据え置いた。
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