中国商務省の調べによると、中国でインターネットを利用した消費者向け取引が急増している。ネット通販と呼ばれる同取引の総額は2009年、前年比約2.1倍の2600億元(約3兆5560億円)となったもようだ。中国のネット人口は08年に米国を抜いて世界一となっており、ネット通販の市場規模は12年に7130億元(約9兆7600億円)に達する見通し。3年以内に日本の市場規模を上回るとの予測もある。
この調査結果では、09年第3四半期までにネットを通じた消費者向けの販売総額は前年同期比約90%増の1689億元となった。中国のネット利用人口は09年11月末時点で前年末比20.8%増の3億6000万人まで拡大。08年に米国を抜き、日本の約4倍のネット人口を抱えている。ブロードバンドの利用も同年11月末時点で1億200万人に膨らんだ。
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