中国の謝旭人・財政相は、積極的な財政政策を2010年も継続する、との方針を示し、こうした政策の「早過ぎる」終了は経済に打撃を与える可能性があると警告した。10日の政策策定会合での同相のコメント内容を、新華社が10日夜に報じた。 同相は、2010年には、内需拡大に重点的に取り組む、と述べた。
最近の統計では、中国の景気回復はペースが加速していることが示されている。10日に発表されたデータによると、昨年12月の中国の輸出は前年同月比17.7%増と、予想の4.0%増を大幅に上回った。しかし財政相は積極財政の終了について慎重な姿勢を示している。新華社によると、同相は10日の会合で「積極的な財政政策は2010年も継続される。つまり、経済発展に向けた財政支援は緩めず、出口が早過ぎた場合に生じかなねい損失を回避する、ということだ」と述べた。
キー・リサーチ トップへ