2010年5月17日月曜日

コニカミノルタ、世界の全生産拠点で「ゼロエミッションレベル2」を達成

コニカミノルタは5月14日、生産活動に伴う廃棄物のリサイクル達成度などを示す「ゼロエミッション」について、世界の全生産拠点で「レベル2」を達成したことを発表した。

同社のゼロエミッション活動は経済性とリスク管理の観点が盛り込まれていることが特徴とされており、国内では2007年度中に全生産拠点で「レベル 2」を達成。今回、中国、フランス、アメリカ(2拠点)、マレーシアにおける5つの生産拠点が「レベル2」を達成したことで、すべての生産拠点におけるゼロエミッション活動が完了したという。

同社におけるゼロエミッション活動には「レベル1」と「レベル2」の区分があり、目標とされている条件は以下のようになっている。

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ゼロエミッション レベル1
再資源化率90%以上で、再資源化後の残渣も含めた最終処分率が5%以下であること。さらに、外部支払処理費用を90%以上削減、または外部への支払費用よりも再資源化などによる利益が大きいこと。
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ゼロエミッション レベル2
2001年度を基準として、売上高あたりの外部排出物量を30%以上削減すること。

同社のゼロエミッション達成基準では、これらの目標値を3ヵ月以上継続させることが求められており、同社環境専門部門が状況を監査した上で、環境担当役員が達成の可否判断を行っているという。

なお同社は、2050年に向けた超長期視野に立った環境ビジョン「エコビジョン2050」を策定しており、「製品ライフサイクルにおけるCO2排出量を2050年までに2005年度比で80%削減する」という目標を掲げている。

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