2010年5月19日水曜日

大日本スクリーン製造、ロール紙対応型インクジェット印刷機を拡充

 大日本スクリーン製造はプリント・オン・デマンド(POD)が特徴であるロール紙対応型インクジェット印刷機の品ぞろえを拡充する。既存のフルカラー印刷機に加え、今秋にはモノクロ印刷に特化した機種を投入するなど順次商品の幅を広げる。ラインアップ拡充により、今後3年間出力システムベースで2009年度までの3年間の2・5倍となる500台の販売を目指す。
 POD機種はカタログや帳票類、明細書などを必要な量だけ多品種少量印刷ができ、業界内で数少ない成長分野。同社はロール紙対応型のフルカラー機種を06年に発売し、米IBMとリコーの合弁会社である米インフォプリント・ソリューションズへのOEM(相手先ブランド)供給を含めて09年度までに累計200台以上を販売した。
 既存のフルカラー機種は対応するアプリケーションが多く、出力ユニット2台の場合の標準価格は3億―4億円。

関連記事 進化した「Truepress JetSX」を「IPEX2010」に出展
関連記事 大日本スクリーンとIPS社のインクジェットプリンティングシステムが
業界をけん引

関連記事 「Truepress Jet520シリーズ」の新機種を開発

キー・リサーチ トップへ