2010年4月20日火曜日

シャープが手のひら大の情報端末 電子書籍

 シャープは19日、手のひらサイズの小型情報端末「ネットウォーカー PC―T1」を5月下旬に発売すると発表した。携帯電話機能は内蔵していないが、タッチパネルで操作し、無線LANを介したウェブ接続や電子書籍の閲覧ができる。似た機能を持つ米アップルの新携帯端末「iPad」や米アマゾンの電子書籍端末「キンドル」より小型で持ち運びやすいのが売りだ。

 縦9センチ、横15センチ、厚さ2.1センチとほぼ文庫本と同じ大きさで、背広の内ポケットにすっぽり入る大きさ。重さは280グラム。液晶画面は5インチで、「iPad」(9.7インチ)より小さく、「iPhone」(3.5インチ)より大きい。「我々は後発組なので、アップルなどの商品がない中間の大きさで新市場を開拓する」(広報)という。

 想定価格は4万7千円前後。月産5千台を目指す。

 国内の大手家電メーカーでは、ソニーが2006年秋から米国で電子書籍端末「リーダー」を販売。東芝もKDDI(au)向けの携帯電話で電子書籍を簡単に読める機能を搭載した「biblio(ビブリオ)」を09年6月に発売している。

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