東芝テックはアジア地域のPOS(販売時点情報管理)システムや複合機の受注、生産、出荷を管理する基幹の情報システムを、ネット経由でサービスを利用するクラウドコンピューティング型で刷新した。生産計画を立ててから実際に生産の準備が整うまでの期間を1週間に半減させた。投資額は4億円。
これまで日本、中国・香港の合計7カ所の生産拠点のそれぞれに情報システムを置いていたが、国内のデータセンターに集約。このほど本格的な運用を始めた。拠点間のデータをリアルタイムで共有できるようになったほか、生産拠点の統廃合や機能変更も容易になった。
4月にPOSを生産する大仁事業所(静岡県伊豆の国市)と複合機を担当する三島事業所(同三島市)を統合し、静岡事業所とした。従来は1年かかる統合作業が、半年で済んだという。
日経新聞
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