韓国サムスン電子の李潤雨副会長は日刊工業新聞社などとの取材で、今後の成長戦略について「これまではテレビや半導体など単品商売で成長してきたが、今後はハードとサービスを一緒にしたソリューションに取り組まないといけない」とし、先行する米アップルやソニーを意識したビジネスモデルを志向する考えを明らかにした。
同社は200909年に発表した「ビジョン2020」で売上高を現在の約4倍にあたる4000億ドル(約37兆円)にする目標を設定。既存事業のほかに医療、環境、バイオなどに進出する。新規事業でのM&Aについては「新技術獲得などの手段であり、(売り上げ拡大が目的の)米国流M&Aはやらない」と慎重な姿勢を示した。
日刊工業新聞
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