2010年3月31日水曜日

ITへの取り組み、シンガポールは2位

世界経済フォーラム(WEF、本部ジュネーブ)は、競争力の向上に向けた各国での情報通信技術(ICT)への取り組み、活用の度合いを分析した 2009~10年版「グローバルIT報告書」を公表した。シンガポールは政府の果たす役割などが評価され、前回の4位から2位へ躍進した。
 
1位はスウェーデンで、前回1位のデンマークは3位。4位以下は、スイス、米国、フィンランド、カナダ、香港、オランダ、ノルウェーで、アジア太平洋地域のほかの国では、台湾が11位、韓国が15位にランクされた。日本は21位。
 
今回の報告書は113カ国・地域が対象。ICTを利用できる環境がどの程度整っているかを、規制を含めたインフラ環境、産官学の準備状況、実際の利用状況の3つの側面から調べ、ネットワーク化準備度指数(NRI)としてまとめた。

WEFは欧州経営大学院(INSEAD)と共同で報告書をまとめている。シンガポールは04~05年度版では首位に躍進したが、翌年は8位に後退していた。
 今回、シンガポールは、政府のICT優先方針、先端商品の政府調達、教育の質、数学・科学教育の質、政治・規制環境の項目で最高の評価だったが、インフラなどでは低評価だった。

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