量産装置向けヘッドへの交換が可能で、アプリケーションの効率的な開発に貢献
富士フイルム株式会社は、産業用インクジェットヘッドのリーディングカンパニーで100%子会社である米国FUJIFILM Dimatix社(フジフイルムダイマティックス、以下、FDMX社)が開発・製造する、研究・開発用途向けの高性能産業用インクジェットプリンター「マテリアルプリンターDMP-3000」(以下、「DMP-3000」)の国内販売を4月1日より開始する。「DMP-3000」は、複数の種類のFDMX社製ヘッドを使用でき、様々なアプリケーションの開発に最適なインクジェットプリンタ。
インクジェット技術は、大型ポスターやラベル、パッケージなどの印刷分野を中心に産業用途でも応用が進んでいる。特に、昨今は、カラーフィルターや電子回路基板の製造にインクジェット技術を活用するなど、フラットパネルディスプレイやエレクトロニクスの分野への拡大も始まっている。
富士フイルムは、機能性液体やインクジェット技術を応用した様々なアプリケーションの基礎的な研究・実験ができる「マテリアルプリンターDMP-2831」(以下、「DMP-2831」)の国内販売を平成19年3月より開始。今回、販売を開始する「DMP-3000」は、「DMP-2831」の上位機種で、1台で基礎研究から実用化実験まで幅広く対応する。
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