世界経済フォーラム(WEF)は3月25日、「2009−2010年世界情報技術(IT)リポート」を発表、マレーシアは133の国・地域中で27位となり、中高所得国のカテゴリーでは最上位となった。
同リポートは各国のITの発達度を比較したもので、マレーシア政府は準備度(11位)、利用度(12位)と高評価を受けた。一方で、マレーシアの ITインフラ環境は51位、個人の利用度は46位と低い結果となった。昨年のリポートではマレーシアは28位、2007−2008年版では26位だった。
リポートは世界銀行の統計に基づいた1人当たりの国民総所得(GNI)により高所得国(1万1,905米ドル以上)▽中所得国(3,856−1万 1,905米ドル)−−のカテゴリーに分けている。
マレーシアはアジアでは▽シンガポール▽香港▽台湾▽韓国▽日本−−に次ぐ6位にランクインした。
2009−2010年のトップはスウェーデン。以下は▽シンガポール▽デンマーク▽スイス▽米国▽フィンランド▽カナダ▽香港▽オランダ▽ノルウェー −−。上位国は情報通信技術(ICT)が政府や民間セクターにおいて教育、技術革新などの分野で、長期的な経済成長の要として活用されていることが評価された。
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