3年連続でシンガポールで開かれたテレビゲームの展示会「ゲーム・コンベンション・アジア(GCA)」の取りやめが決まった。シンガポールの会議・展示会産業には大きな打撃だが、6月15日から4日間の日程で開催される情報通信技術(ICT)見本市のコミュニクアジアと放送技術見本市のブロードキャストアジアは、出展者が落ち込んだ昨年から持ち直した。
GCAを主催しているのはドイツの見本市業者、ライプチヒ・メッセで、最近の経済状況を取りやめの理由として挙げた。
コミュニクアジア・ブロードキャストアジアの会場はシンガポール・エキシビション・センターで、シンガポール・エキシビション・サービシズ(SES)によると、昨年は不況と新型インフルエンザ(豚インフル)の影響で出展者が減少。展示会場面積も前年より18%減少した。
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今年は中国、韓国、インドからの出展者が増加しており、全体で出展者は昨年を8%上回る見通しだ。SESのスティーブン・タン最高経営責任者(CEO)によると、新進企業が3D、第4世代通信、持続可能技術などを展示する。
見本市が今日性を失わないよう、SESは業界の発展を反映させるよう展示を工夫しており、今年はモバイルアプリケーションのパビリオンを設置する。