09年度のMFP金額市場の伸びは25.6%減となったのに対して、2010年度は13.7%増と反転し、同社のMFP市場は回復する見込みとされている。投資化側では同社利益の90%以上はMFP(同社の場合ベースエンジンはコピア)で形成されているため、MFP市場の回復は同社収益回復に直結し、2010年度は回復初年度になるという判断も見られる。
09年度には米国市場で同社の販売低下や米IKON社の売上未達局面があったが、2010年には逆に米国地域での売上回復と売上の42.5%(10年3月期証券側予想ベース)を占める日本地域も、4月の本決算明け以降、徐々に回復に向かい始めるとの見通しを示している。
米国や日本を除くアジア地域では新年度決算が始まったことで費用増加が始まると共に印刷市場では徐々にデジタル化投資も回復に向かう見込み。
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