2010年5月12日水曜日

プリンタ、インクカートリッジの交換不要に エプソン

 セイコーエプソンは12日、大容量のインクパックを本体に内蔵したインクジェットプリンターを20日に発売すると発表した。一般的なインクカートリッジによるインクの交換ではなく、インクが無くなるとパックをエプソンが補充する新しい方式を採用した。環境負荷を低減できる点などを売り込み、初年度は2000台の販売を見込む。

 発売する「EC―01」は、A4用紙で約8000枚を印刷できる分量のインクパックを内蔵。ユーザーはインクがなくなり次第、エプソンのサービスセンターに連絡。エプソンが機器を回収、インクを補充してユーザーに戻すという仕組み。

 本体の予想市場価格は6万円台中盤となる見込みで、同等の機種の3倍程度。一方で、インクの交換は1回当たり5万2500円と、A4用紙1枚当たりの印刷コストは6~8割程度に抑えられるという。家庭だけでなくオフィスでの需要も見込んでいる。


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