2010年5月13日木曜日

シャープ、3D画像が撮れるカメラ部品開発

 シャープは12日、3次元(3D)のハイビジョン動画が撮れるカメラモジュール(複合部品)を開発したと発表した。デジタルカメラや携帯電話メーカー向けに7月からサンプル出荷する。消費者が手軽に3Dコンテンツを作れる機器を普及させ、テレビなども含めた3D関連市場の拡大につなげるねらい。

 モジュールは500万画素のカメラ2つと画像処理をするICで構成。それぞれのカメラで撮影した画像の色合いや位置などの微妙なずれを自動修正することで、質の高い3D画像を作れるという。

 ハイビジョンの動画が撮れるため大画面テレビでも鮮明な映像を楽しめるほか、静止画や2次元の画像も撮影できる。

 消費者が自ら3D画像を撮れる機器は現時点では一部のデジタルカメラなどにとどまっている。シャープは自社の携帯電話でも今回開発したモジュールを採用する見通し。

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