2010年9月24日金曜日

リコー、印刷業務サービスの社内研修センター開設

 リコーは国内に印刷業務の運用・管理受託サービスの社内研修センターを10月に開設する。事務機器市場が先進国中心に機器・消耗品販売が飽和状態なのに対して、サービス分野は顧客が印刷環境を最適化する動きが活発で数少ない成長領域となっている。このためビジネスモデルを従来のハードウエア主体からサービスへ移行しようとしており、人材育成を加速させて事業体制もサービス型へ変えていく方針だ。
 
 リコーは国内保守サービス子会社のリコーテクノシステムズ(東京都台東区)内に「MDSドキュメントセンター」を設置して、10月から本格稼働する。企業や官公庁内で印刷業務を一括で行う集中印刷室の運用受託向けの人材育成が主な目的で、従来は顧客の現場で実習していたという。
 同センターにはリコーのデジタル商業印刷機や裁断機、製本機、紙折り機などを導入して、実際の集中印刷室と同じ環境を整える。1回で5人程度が実習可能だ。

日刊工業新聞
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2010年9月23日木曜日

上海:2010年8月主要経済データ発表

 21日、上海統計局が8月の主要経済データを発表した。
 上海市8月の工業総生産額は2503億3500万元(約3兆1709億円)、前年同期比21.1%増。工業付加価値額は21.3%の増加となった。
 商品小売総額は3079億8000万元(約3兆9011億円)、前年同期比20.5%となった。 
 輸入総額は161億4300万ドル(約1兆3711億円)、前年同期比39.6%増。輸出総額は151億2300万ドル(約1兆2844億円)、前年同期比25.5%増となる。
 

2010年9月22日水曜日

コニカミノルタ、中国で従来の半値以下の低価格カラー複合機発売

 コニカミノルタビジネステクノロジーズは中国市場で低価格のカラー複合機を月内に売り出す。対応する用紙の大きさを従来よりも小さくするほか、機械の部品点数を減らして価格を抑え、従来のカラー機の最低価格帯の半値以下にする。中国はモノクロ機が主流だが、今後普及が見込めるカラー機市場に低価格機で攻勢をかける。新製品はA4サイズに対応し、プリント出力速度は毎分30枚。

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キヤノン、タイにプリンタ新工場 年550万台の生産能力

 キヤノンは21日、タイにインクジェットプリンタの新工場を建設すると発表した。生産能力は年間約550万台。2011年10月の稼働を予定している。投資総額は約146億円。

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2010年9月21日火曜日

富士フイルム、小型デジカメに一眼レフ並み機能を搭載、来春発売

 富士フイルムはデジタル一眼レフ並みの撮影機能を持つ高級コンパクトデジタルカメラを開発した。一眼レフと同等の撮像素子を採用し、撮影直後の画像を光学ファインダー内に映す世界初の機能も装備する。2011年春に12万~15万円で製品化する。価格下落が激しく技術的な差異化が難しくなったコンパクト型で新領域を開拓、発売後1~2年で10万台の販売を目指す。

キヤノン営業益5割増 7~9月、デジタル一眼好調

 キヤノンの業績が回復している。2010年7~9月期の連結営業利益は900億円前後と、前年同期より5割増えそうだ。アジアでデジタル一眼レフカメラの販売が伸びている。企業のIT(情報技術)投資再開を受け、レーザープリンター中心に事務機の販売も回復してきた。生産の自動化や内製化によるコスト削減で、利益率も改善する。売上高は16%増の9000億円程度になる見通し。

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2010年9月20日月曜日

OKIデータ、プリンタ消耗品の模倣品判定

 OKIデータ(東京・港)は10月から、大日本印刷(DNP)などと組んでプリンタの消耗品の模倣品判定システムを導入する。DNPの転写技術を用いたホログラムとID番号を印刷したラベルで消耗品の箱を封じる。模倣品を防止するとともに正規品の流通経路の把握もしやすくなるとみている。

 プリンター消耗品のトナーとインクリボンが対象。まずはアジア地域で導入を始め、年度内をめどに欧米に展開する見込み。

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