2010年12月30日木曜日

富士ゼロックスの複合機50機種が中国環境ラベル低炭素商品認証を取得

(以下リリース記事より)
富士フイルムグループの富士ゼロックス株式会社(本社:東京都港区赤坂9-7-3、社長: 山本 忠人、資本金:200億円)は、11月18日、デジタル複合機50機種について、中華人民共和国環境保護部より「中国環境ラベル低炭素商品認証」を取得しました。認証された商品は、ApeosPort-IV C5570やApeosPort-IV C4470を含むカラーおよびモノクロデジタル複合機で、その高い環境性能が評価されました。

今年9月、環境保護部は、低炭素経済の実現を目指し、省エネルギーおよび温室効果ガス排出削減を推進するため、洗濯機・冷蔵庫・複合機・デジタル印刷機の4つの製品分野において、低炭素基準の認証制度を新たに制定しました。認証を取得するには、同部によって2008年に制定された「中国環境ラベル商品認証基準」と、「国際エネルギースタープログラム バージョン1.1」に適合している必要があります。

本認証制度は、既に政府調達の際の要件となっている中国環境ラベル商品認証基準とあわせて、政府調達基準に組み込まれる見込みで、中国政府は本制度の普及を目指しています。

受賞した50機種は2009年に販売を開始したApeosPort-IV/DocuCentre-IVシリーズの合計8機種を含みます。これらのシリーズは、新環境技術などを採用し、国際エネルギースタープログラムの適合基準であるTEC値注1(2.44kWh注2)を、従来機に比べ約75%低減注3し、業界トップ注4の省エネを実現しました。

富士ゼロックスは、2020年度までに温室効果ガスの排出量を2005年度比で30%削減することを長期目標として設定し、環境負荷を低減するための取り組みを、自社の事業活動のみならず、お客様先においても実施しています。省エネ商品を積極的に開発、経済産業省の省エネ大賞を業界初の11年連続で受賞しており、業界トップクラスの実績を上げています。また、富士ゼロックスでは、調達から、商品の企画・設計・生産、使用、廃棄に至るまで、バリューチェーン全体において、環境配慮型の活動を展開しています。また、日本とアジアパシフィック地域および中国において、使用済み商品を顧客から回収してリサイクルし、廃棄ゼロを実現する資源循環システムを構築しています。

中国経済の主要目標は経済構造改革

 2010年12月28日、関係者によると、中国は第12次5ヵ年計画期間(2011―2015年)の経済成長目標を、7.5%増から7%増に引き下げた。
 また中国の経済発展目標としては、今後GDP成長より経済構造の調整を重視していく方針も明らかにされている。
 関係者は、「2008年の世界金融危機で中断してしまった経済構造改革を、再開していくことで各方面の意見が一致している。」と説明した。

2010年12月29日水曜日

CMOSセンサー、世界出荷量38%増に

 調査会社のテクノ・システム・リサーチ(東京・千代田)によると、デジタルカメラなどに使うCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーの2010年の世界出荷(数量ベース)は前年比38%増の22億2000万個となる見通しだ。高機能携帯電話(スマートフォン)向けの需要が拡大している。

 メーカー別シェアでは米オムニビジョン・テクノロジーズが1位(23.4%)で、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けの出荷が引き続き好調。日本勢では東芝が4位(8.1%)、ソニーが7位(5.9%)となる見込み。

 CMOSセンサーは映像などをデジタル機器に取り入れるための半導体。09年実績は1位が米オムニビジョン(24.3%)、2位が韓国サムスン電子(19.0%)、3位は米アプティナ・イメージング(17.1%)だった。

日経新聞

2010年12月28日火曜日

リコー、13年度に営業利益率10%へ

 リコーは次の中期経営計画で新規事業を育成して収益性を高め、2013年度に売上高に対する本業のもうけを示す営業利益率を10%(10年度見込みは4・2%)に引き上げる。プロダクション印刷(商業・企業内集中印刷)やプロジェクターのほか大判プリンターに参入するなど新たな事業を育て、高収益体質への回帰を図る。同社は11年度から新たな中期経営計画に入り、最終年度の13年度には売上高2兆3500億円(10年度見込み比16・3%増)、営業利益2350億円(同2・8倍)を目指す。
 「複写機・複合機やプリンターがコモディティーになってきた。生き残るために事業をサービス化する」(近藤史朗社長)方針で、印刷管理などのITサービスを重点分野と定める。
 安定して大量の印刷が見込めるプロダクション印刷に加えて、屋外広告などを印刷する大判プリンター市場へも自社製品で新規参入する計画だ。

日刊工業新聞

百度:電子書籍販売サイト開設

2010年12月27日、百度のインターネット文書共有サイト、「百度文庫」に、電子書籍販売サイト「文庫書店」が開設された。
 紙書籍として購入するより、かなり安く購入できるようだが、現在は開設されたばかりのため商品はほとんどない状態である。なお支払いは支付宝(アリペイ)を利用して行う。

2010年12月27日月曜日

ウォルマート:中国ショッピングサイト360buyに出資

 24日、中国大手インターネットショッピングサイト、京東商城(360buy)は、戦略的パートナー企業6社から、5億ドル規模の投資を受けたことを発表した。
 同時に6社の中には、国際スーパーマーケットチェーン、ウォルマート・ストアーズが含まれていることも明らかにした。ただしウォルマートの融資金額については明らかにされていない

トッパン・フォームズ、銀塩インキを開発-高純度で光沢塗装

 トッパン・フォームズは各種家電製品への塗装(加飾)作業を効率化できる「銀塩インキ」を開発した。光の反射率や光沢が高い特徴を持つ。
 印刷配線用に開発を進めてきた素材を応用したもので、大阪大学の菅沼克昭教授が開発した粉状の「銀塩」の溶解・安定化技術を元に、同社でインキ化した。すでにサンプル出荷を始めており、銀ペーストと同程度の価格で提供する計画という。2011年度の実用化を目指す。
 新しい銀塩インキは光の反射率が96%で、アルミ蒸着フィルムの89%と比べても高い。光沢度も145とアルミの115より高い。従来の銀ペーストを用いた印刷方式のように銀の粒子を接合しないため、残物感がある粒ではなく、高純度の銀の膜を生成できる。

日刊工業新聞