2010年12月29日水曜日

CMOSセンサー、世界出荷量38%増に

 調査会社のテクノ・システム・リサーチ(東京・千代田)によると、デジタルカメラなどに使うCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーの2010年の世界出荷(数量ベース)は前年比38%増の22億2000万個となる見通しだ。高機能携帯電話(スマートフォン)向けの需要が拡大している。

 メーカー別シェアでは米オムニビジョン・テクノロジーズが1位(23.4%)で、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」向けの出荷が引き続き好調。日本勢では東芝が4位(8.1%)、ソニーが7位(5.9%)となる見込み。

 CMOSセンサーは映像などをデジタル機器に取り入れるための半導体。09年実績は1位が米オムニビジョン(24.3%)、2位が韓国サムスン電子(19.0%)、3位は米アプティナ・イメージング(17.1%)だった。

日経新聞