シンガポールのリー・シェンロン首相は8日、上半期の国内総生産(GDP)伸び率が前年同期比17.9%になったと明らかにした。ただ、下半期は成長が鈍化する公算が大きいとの見方を示した。
リー首相は、45回目の独立記念日前夜のテレビ演説で、欧米経済には依然リスクがあり、世界の金融システムは依然、信用危機から完全に回復していないと語った。
2010年通年のGDP伸び率について首相は、政府予想の13─15%を変更しなかった。シンガポールは世界で最も急速な成長を遂げている国の1つとなっている。
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