2010年10月20日水曜日

カシオ、高速連写で色鮮やかに撮影できるコンパクトデジカメ

 カシオ計算機は19日、高速連写した画像を合成して独特な色合いの写真を撮影できるコンパクトデジタルカメラ「EX―ZR10」など2機種を11月26日に発売すると発表した。シェアの高い国内市場は需要が頭打ちで、撮影や記録といった基本用途に加えて、撮った画像の楽しみ方を提案することで需要喚起やシェアアップを狙う。ZR10の店頭想定価格は4万円前後で、生産計画は月5万台。
 ZR10は性能を向上した中央演算処理装置(CPU)と画像処理回路を二つずつ搭載して、最大で毎秒40枚の速度で連写できる。これにより、露出の違う連写画像を合成して部分的にコントラストなどの処理を施し、従来パソコンで加工していたような色鮮やかな写真を実現する。1200万画素の裏面照射型相補型金属酸化膜半導体(CMOS)センサーを採用。
 全地球測位システム(GPS)機能とモーションセンサーを搭載したコンパクトデジカメも発売する。

日刊工業新聞
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