2010年1月14日木曜日

OKIデータ、「見えない2次元コード」を印刷するパッケージソフト「グリッドレイアウタ」を発売

~グリッドオンプット技術を使い、パソコンとオフィスプリンタで実現~

OKIデータは、パソコンなどに接続したスキャナペンで紙に触れるだけでパソコン画面にリンクした映像や音声などが起動する印刷物の作成パッケージソフト「グリッドレイアウタ」を発売する。新商品は、見えない2次元コード「Grid Onput(R)」(グリッドオンプット)を開発した、グリッドマーク・ソリューションズ株式会社と共同開発し、OKIデータが販売開始し、1月末日より出荷を始め、年間3,000本の販売を目指す。

「Grid Onput(R)」は、紙に印刷した見えない2次元ドットコードをスキャナペンで読み取り、パソコン内の各種コンテンツとリンクさせることで、紙媒体の限られた表現範囲にデジタル情報(動画・音声・インターネット)を付加して、印刷物に優れた表現力を提供する。紙メディアの持つ一覧性や利便性とインターネットを中心とするデジタルメディアを融合させた新しい技術として注目を集める。しかしながら、写真や文字などの印刷物に特殊なドットコードを割り付けて印刷することが必要で、従来は大型の印刷機でしか印刷できず、時間とコストの削減が課題だった。

新商品「グリッドレイアウタ」は、印刷物に見えない2次元コード「Grid Onput(R)」を付加してOKIデータのグリッド認定プリンタ(C830dn、C8800dn:順次追加予定)で印刷し、コードをパソコン内の各種コンテンツと簡単にリンクさせるソリューション作成パッケージソフト。パソコンとオフィス用プリンタでの印刷を実現し、少ない部数でも印刷できるほか、コードとコンテンツのリンク設定もパソコンで簡単に行なえるため、時間とコストを大幅に削減する。

「グリッドレイアウタ」には、システムインテグレータ様向け「グリッドレイアウタプロ」と個人向け機能限定版「グリッドレイアウタスイート」の2種類があり同社は本商品を今後、教育市場・カタログ印刷市場・営業ツール作成市場・STB(セットトップボックス)などを介した小口受発注市場や動画付き論文・動画付きアルバムの作成市場向けに積極的に販売していく方針。

(用語解説)
 グリッドオンプット技術:法政大学吉田健治教授の出願特許でグリッドマーク社が保有する技術

参照記事
キー・リサーチ トップへ