2010年1月26日火曜日

JTBトラベランドと富士ゼロックスがダイレクトメールを活用したプロモーション展開で最高評価を獲得

株式会社JTBトラベランドと、富士ゼロックス株式会社は、郵便事業株式会社(日本郵便)が主催する「第24回 全日本DM大賞」において、グランプリを受賞した。

全日本DM大賞は、過去1年間に企業から実際に発送されたダイレクトメール(以下、DM)作品を全国から募り、審査・表彰するアワード。今年は応募総数611点が「戦略性」、「クリエイティブ」、「実施効果」の3項目について審査され、その中で最も優れていると認められた1作品がグランプリとして選出される。

今回、グランプリを受賞したDM作品は、2008年度にJTBトラベランドを広告主として、旅行需要の拡大が見込まれる団塊世代との顧客関係性の強化を目的に実施した「団塊世代向け旅行需要喚起・来店促進プロモーション」で利用したもの。消費行動や嗜好を一括りにするのが難しいとされる団塊世代に向けて、店舗に来店いただくためにマス型のコミュニケーションではなく、ワン・トゥー・ワン型のアプローチを活用したプロモーション展開を検討し、富士ゼロックスの「direct2one(ダイレクト・トゥー・ワン)」サービスを採用した。

「direct2one」は、プロモーションの企画、ターゲッティング、クリエイティブ設計・制作、配信、効果検証をワンストップで提供するワン・トゥー・ワンマーケティングサービス。団塊世代顧客へのアンケートリサーチから、ターゲットをライフスタイルや価値観にまで踏み込んでプロファイリングし、団塊世代一人ひとりにそれぞれクリエイティブを変えた来店勧誘のパーソナルDMを制作・配信した。その結果、約3万件のDM送付に対し、約23%の店舗来店率を記録、店舗販売員の接客応対との相乗効果で来店者の約87%が旅行の成約につながっただけでなく、顧客単価も130%に伸びるなど、非常に高い効果を上げた。

今回は、プロモーションの広告主であるJTBトラベランドと、企画制作者である富士ゼロックスとの協業により制作されたDM作品が、施策の戦略性や、DMのクリエイティブ、実際の店舗来店率や成約率の実施効果を総合的に高く評価されグランプリの受賞に至ったもの。

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