2010年2月19日金曜日

厳冬消費に春節特需 

国内の家電量販店や百貨店などが春節(旧正月)の長期休暇(13~21日)で日本を訪れている中国人観光客でにぎわいをみせている。家電、デジタル一眼レフカメラなど「メード・イン・ジャパン」の高額品を買い求める顧客が目立つ。政府は中国人観光客の誘致拡大に力を入れる方針。消費不振に悩む小売業界では“春節需要”の上乗せ効果に年々期待が高まっている。

 「高いものを買う人が増えた」。ヨドバシカメラの担当者はこう手応えを語る。中国人客の多い東京・秋葉原の店では5万円近い日本メーカーの炊飯器を数台まとめ買いする客もいるという。昨年までは2万~3万円の炊飯器がよく売れたが、今年は4万~5万円に人気価格帯が上がった。

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