2010年3月20日土曜日

サムスン電子、2ケタ成長狙う 10年連結

韓国のサムスン電子は19日、ソウル市内で定時株主総会を開いた。崔志成(チェ・ジソン)社長兼最高経営責任者(CEO)は経営報告で2010年の連結業績に関して「2けたの成長を目標にする」と述べ、136兆2900億ウォン(約11兆円)だった09年の売上高から10%以上の上積みを目指す考えを示した。

 営業利益は、10兆9200億ウォンだった昨年と「同水準以上を達成する」と表明した。18兆4000億ウォン程度とみられる設備投資と研究開発投資の合計額については「弾力的に対応する」と語り、5兆5000億ウォンとする半導体メモリーの投資計画を積み増す可能性も出てきた。

 議案では役員人事を承認、社内3人、社外4人で構成する取締役会の報酬総額の限度額を520億ウォン(約42億円)とすることを決めた。内外9人で構成した09年の取締役の報酬実績は434億ウォン。李健熙(イ・ゴンヒ)前会長の退職金も含まれるもようで、社内取締役の1人当たりの報酬は数億円とみられる。

NIKKEI NET
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