2010年3月18日木曜日

カシオ、50年度にCO2排出量を80%減

 カシオ計算機は温室効果ガス削減の中長期目標を策定した。2050年度に事業活動に伴う二酸化炭素(CO2)排出量を05年度比で80%の削減を目指す。中期目標として20年度に同30%削減を設定した。管理指標を生産原単位から総量に切り替えると同時に、海外拠点も対象に加え、グループ全体で環境負荷低減に取り組む。
 日本政府や先進国の方針を踏まえ、50年度の目標を80%減とした。カシオは自助努力で50%の削減を目指す。残りの30%は、再生可能エネルギーの普及や原子力発電への燃料転換、輸送エネルギーの効率向上など、社会インフラの改善による削減があると想定。目標達成が難しい場合は排出量取引を検討する。
 中期目標となる20年度に向け、各事業所への発光ダイオード(LED)照明や太陽光発電の導入、生産設備の省エネルギー化、工程改善を進める。

日刊工業新聞
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