2010年3月2日火曜日

コニカミノルタ、太陽電池参入を正式発表

 コニカミノルタホールディングス(HD)は2日、太陽電池事業に参入すると正式発表した。米ベンチャーのコナルカ・テクノロジーズ(マサチューセッツ州)と資本・業務提携し、薄くて折り曲げ可能な「有機薄膜太陽電池」の開発を進める。2013年度にも共同出資で日本に生産会社を設立し世界で販売。5年程度で売上高500億円規模の事業に育てる。

 同日記者会見したコニカミノルタHDの松崎正年社長は「有機薄膜型は太陽電池の中で原理的に最も発電コストが低く、競争力が高い」と説明した。有機薄膜太陽電池を製造・販売しているコナルカと4月から共同開発に着手する。

 写真フィルム製造で培った技術を活用し、12年度までに発電効率10%、屋外での寿命10年を目指す。米コナルカと共同出資で日本に製造会社を設立し事業化を進める。