OKIデータ(東京都港区、杉本晴重社長、03・5445・6111)は、事務機器用消耗品の梱包箱を茶色の段ボールに切り替え、環境負荷を抑える。現在活用している白色の段ボールは見た目は良いが、生産での環境負荷が茶色の段ボールよりも大きかった。3月中に国内出荷のすべての梱包箱を茶色の段ボールにして、年450キログラムの二酸化炭素(CO2)排出量を削減する。
茶色の段ボールを採用するのは、プリンターや複合機に使うトナーやイメージドラムなどの消耗品の梱包箱。200種類あり、年80万箱を使っている。
白色の段ボールは茶色の段ボールの表面にコーティング材を貼り、薬品で脱色して生産する。茶色の段ボールはコーティング材や薬品の使用と脱色工程を省けるため、梱包箱生産の環境負荷を低減できる。また使用後のリサイクルもしやすくなる。
日刊工業新聞