2011年4月1日金曜日

セイコーエプソン 青森子会社も再開へ、福島のみ閉鎖中

 セイコーエプソンは4月から、金属粉末や人工水晶を手掛けるエプソンアトミックス(青森県八戸市)の操業を段階的に再開する。震災で4拠点が操業停止していたが、これで福島第一原発の避難区域にあり閉鎖中のエプソントヨコム福島事業所(福島県南相馬市)を除く3拠点すべてが再開する。
 エプソンアトミックスは金属射出成形部品と人工水晶を4月初旬から、生産設備・装置が津波で浸水した金属粉末は4月末の生産再開を見込む。プリンター部品や水晶デバイスを担う秋田エプソン(秋田県湯沢市)は22日から全品目で、インクジェットプリンター部品や半導体を生産する酒田事業所(山形県酒田市)と東北エプソン(同)は28日から一部品目で操業を再開している。

日刊工業新聞