2011年9月8日木曜日

リース大手、アジア進出を加速

大手リース会社がアジア進出を加速している。芙蓉総合リースは年内にも中国本土に現地法人を初めて設立し、日立キャピタルはタイに新支店を開設する。高い成長が見込まれる海外市場の需要を取り込むほか、国内企業の生産の海外移転に対応する狙いがある。

 芙蓉総合リースの現地法人は米国、香港などに次ぐ6カ所目となる。中国本土の現地法人の資本金は20億円の予定で、中国で活動する日系の電機会社など向けに生産設備や店舗のリースを取り扱う。

 日立キャピタルは10月にも、タイでは2店目の支店をチョンブリ県に出す。自動車関連などタイ南部に進出する日系企業を対象に、情報関連機器や車などのリースを提供する。2011年3月期は36億円だったタイでの取扱高を、4年後に150億円に増やすのが目標だ。

日経新聞