2010年3月29日月曜日

マレーシアで昨年230万枚のクレジットカード発行、申請件数の48%

マレーシアで昨年1年間で発行されたクレジットカードの数は230 万枚で、申請件数の48%にしか過ぎないことが明らかになった。3月24日の国会審議で、ナジブ・ラザク首相兼財務相は、政府が銀行に対してクレジットカードの積極的な発行を許す一方で、カード利用に関する問題が多く発生し、法廷に持ち込まれるケースも多いとする質問に対し、中央銀行バンク・ネガラは適切なチェックを実施したうえでカード発行の申請を認可していると回答。申請数の半分のみが発行されていることは適切な審査の表れだと述べた。

ナジブ首相は、中銀が電子支払いシステムの普及促進のため、クレジットカードの利用を推進しているとコメント。濫用を助長しているのではないと否定した。また、中銀はクレジットカードに関連する問題の発生を防ぐための監視体制を整えていると述べた。

また、公共料金の支払いや送金などの目的での現金自動預払機(ATM)利用率は増加傾向にあるとし、政府はデビットカードやクレジットカードの利用によるコスト削減や生産性の向上を目指すと述べた。
マレーシア国内のクレジットカード利用者の滞納金は昨年1月以降で271億リンギ(約7,458億円)にのぼるという。

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