2010年3月30日火曜日

JR東、品川駅に大型ディスプレー44台使ったデジタルポスター

 JR東日本は29日、大型液晶ディスプレー44台を使った「デジタルポスター」を品川駅(東京都港区)に設置し、運用を始めた。同社によれば、国内の駅構内でのデジタル広告媒体としては最大規模になるという。広告料は1社1週間で100万円。
 今回、新たに設置したのは品川駅の東西を結ぶ自由通路。65インチのディスプレーを通路の柱22本に各2面ずつ配置した。東京駅、横浜駅などすでに展開中のほかの駅と違い、企業広告だけでなく、15分に1回の割合で地域や行政の情報も提供する。品川駅では、年内をめどに行政と連携しながら、災害時の情報提供も行う。
 JR東は駅構内で紙に代わる新たな広告手法として、大型液晶ディスプレーによる広告を2008年に開始。品川駅を含めると、12駅18カ所で合計170面のデジタルポスターを展開している。10年度中にトータルで約260面まで増設を進める。

日刊工業新聞
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