2010年4月2日金曜日

米HP、シンガポールにプリンター設計センター開設へ

コンピューター大手の米ヒューレット・パッカード(HP)は、インクジェットプリンターとウェブ解決法(IWS)の設計センターをシンガポールに設けると発表した。IWS設計センターは米国外では初めて。

画像・印刷部門責任者のバイオメッシュ・ジョシ氏によると、パソコンに接続されたプリンターという考えから離れ、ユーザーインターフェースを持った、パソコンから独立してインターネットに接続でき、各種アプリケーションを利用してコンテンツ(情報の内容)を入手する、とのアイデアで開発を推進する。

ソーシャルメディア(利用者による情報発信が可能で、発信された情報に対して人々の相互作用が促進される仕組みがあるウェブサイト)やデジタルコンテンツの爆発的増加でプリンター機能に対する期待が変化しており、これに対応するという。

工業デザイン、グラフィックデザインや人間工学のエンジニアなど50人ほどの職員を採用する計画で、斬新な商品、サービスを開発し、全世界に向け販売する。

ジョシ氏は「シンガポールチームは明日の印刷ソリューションを創造する」と語った。政府が研究開発(R&D)を奨励していることから投資先に決めた。HPは最近、研究室もフュージョノポリスに開設している。


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