2010年3月31日水曜日

キヤノン、米アクセンチュアと提携-欧でオフィスコンサル展開

 キヤノンは欧州統括会社が、米アクセンチュアと欧州でのITコンサルティング分野で提携した。
 欧州でオフィス向けのコンサルティングサービスを展開するのが目的で、欧州統括会社内に専門部署を新設した。複写機・複合機など事務機器の販売が世界同時不況を機に低迷し、企業の印刷量も回復しない中、既存のビジネスモデルからの転換が課題。デジタル商業印刷機大手のオランダ・オセも連結子会社化するなど、最大市場の欧州でオフィス部門の事業領域を広げることで、成長路線への復帰を図る。
 アクセンチュアと提携し、印刷技術とITサービス、コンサルティングを融合して共同で事業展開する。これに合わせ、欧州の販売を統括するキヤノンヨーロッパは企業のIT機器調達やシステム構築に関するコンサルティングを担当する新部署「コンサルタンシー・サービシズ・ディビジョン」を設立した。当初の体制は10人。

日刊工業新聞
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