2010年5月17日月曜日

富士ゼロックスの「R&Dスクエア」が本格稼働、8月末までに4500人勤務/横浜

富士ゼロックスが横浜・みなとみらい21(MM21)地区に建設を進めてきた研究開発拠点「R&Dスクエア」が15日、本格稼働した。川崎、南足柄市、中井町などに点在していたコピー機やプリンターの研究開発機能を集約。8月末までに4500人が勤務する。

 同日開かれたオープニングセレモニーには、山本忠人社長や松沢成文知事、林文子横浜市長らが出席した。山本社長は「複合機は非常に複雑な機能が求められてきている。分散していた機能を融合させることで開発の効率化を進めたい」と話した。

 横浜市西区みなとみらい6丁目に完成したビルは地上20階建てで、延べ床面積約13万5千平方メートル。県の産業誘致方策(インベスト神奈川)を活用し、2008年3月に着工。約600億円を投じた。

 3階には顧客と話し合うための専用スペース「共創ラボラトリー」を設けた。オフィスの生産性向上や省エネなど、顧客の抱える課題を聞き、実例を交えながら解決方法を提案するという。
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